勘違いしがちな和製英語に注意

和製英語

日本人にしかわからない言葉が多い

日本人にとっては英語だと思っていた言葉が、実は英語とは全く関係のない和製エイゴだったというケースが多いものです。
英語圏の方に一生懸命和製エイゴを使っても全く意味が伝わらずに恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。
間違えやすい和製エイゴの代表的な言葉をご紹介します。

スマート

日本では痩せていて誰もが羨むような素晴らしいスタイルをしている人のことを「スマートな人だね」と褒める場合があります。
海外でも同じようにスタイルの良さを褒める時にスマートという単語を使うと、スタイルの良さを褒めていることにはなりません。
smartという意味は頭が良い、賢いという意味を示します。
いずれにしても褒め言葉になっているため、相手は悪い気がしないかもしれませんが、スタイルの良さを褒めているのに意味が通じなくて混乱する場合もあります。
スタイルの良さを褒める場合には「You have a nice body!」と言うと喜んでもらえるでしょう。

オーダーメイド

自分の体型に合った服を注文することを言いますが、海外ではこのように言っても意味が伝わりません。
日本で注文という意味のorderと作るという意味のmadeを組み合わせた和製英語の代表的な存在なので、海外では使わないように注意してください。
海外ではtailor madeやcustom madeなどと表現されます。

ジェットコースター

遊園地に行くと必ずと言っても良いほど存在しているのがジェットコースターです。
日本ではこの呼び名が定着していますが、海外では意味が通じません。
海外ではroller coasterと言います。
初めて日本にローラーコースターが入ってきた時に猛烈なスピードで動く様子からジェット機を連想させるということで、ジェットコースターと命名して多くの方に支持されたため、同様の遊具をジェットコースターと呼ぶようになったと言われています。

ビジネスホテル

出張中のサラリーマンがよく利用することから日本でも定着しているのがビジネスホテルです。
格安な料金で利用でき、良いサービスを提供していることから日本人のビジネスマンだけでなく家族連れや海外からやって来た観光客にも支持されています。
海外でビジネスホテルはどこですか?と聞いても恐らく「そんなホテルなんてない」と答えられてしまうでしょう。
当初、ビジネスマンを顧客層として絞り込んで作られたホテルだったため、ビジネスホテルと呼ばれるようになった経緯があります。
海外ではビジネスマンという呼び名のホテルは存在していませんが、格安な料金で利用できるホテルという意味で使われているのがeconomy hotelです。