生まれる前から、英語を聞かせる!英語の胎教

お腹の子と話す妊婦さん

胎教で英語慣れ?

ここ十数年の間で、よく聞かれる子育て用語の1つとなったのが「胎教」ではないでしょうか。
これは胎児教育の略称で、胎児の頃から、つまりは子供がお腹の中にいる頃から教育を行う、というものです。
この効果については科学的な立証などはないものの、しなかった場合に比べて効果が上がっているというような声が聞かれることも多く、試してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな胎教として、よく利用されているのが「音楽」を使ったものです。
一般にモーツァルトの音楽などは胎教に効果があると言われており、これを試してみている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、「胎教」として「英語を聴かせる」ことによって、子供を「英語耳」にする、というような方法について紹介します。
これについても、前述の通り効果が立証されているものでは全くないため、その点は事前にご了承下さい。

まず、用意するのは「英語のCD」や「英語のアニメ」などです。
胎教は一般的には妊娠六ヶ月ごろから行われることが多いため、これらをそれぐらいの時期からお腹に聞かせてあげるようにするのが良いでしょう。
ただし、あまり激しい音楽などは避け、出来ればゆっくりとしたものを利用するようにします。
リラックス効果があるものを利用することは、胎教に対して効果があるかどうかはまた別として、母体のリラックスによって健康な胎児を育成する、という意味では効果が期待できます。

これは、六ヶ月ごろになると、お腹の中の子供も声が聞こえる様になっている、ということから来ているものです。
早い段階から英語を聴かせることで、生まれてくる頃には英語を聞き慣れている状態にする、というのが目的です。

生まれた後には

胎教も良い方法の1つではありますが、より重要なのはやはり生まれてからどのように英語教育を行うか、ということです。
言語というのは、早い段階から教えなければ「自分のもの」にすることはできません。
ある程度の年齢になってから勉強する言語というのは、どうしても「借り物」になってしまうことが多く、自分自身の言語としてなじまなくなってしまうことが多いためです。
その為、子供の頃から英語のものなどを聴かせるようにするのが良いでしょう。

ただし、こういった英語教育というのは、「日本語教育」とうまく協調できるのかが重要なポイントとなります。
小さいころから英語で教育を行うと、思考言語が英語になる場合があります。
そうなると、今度は「日本語」の方が借り物のような形となってしまい、日本で生活をする場合にはかえって不利になる可能性もあります。
その点の折衷も考えながら、教育を行う必要があるでしょう。