ビジネスシーンの英語

国内だけで成り立っている仕事というのは、段々と少なくなってきました。
日本は少子高齢化によって、今後内需が縮小していくことは確実なものとなっており、様々な企業が将来的には「グローバル化」することが求められる時代となっています。
グローバルなビジネスの世界に漕ぎだすに当たって、日本には1つ大きなハンデキャップが存在しています。
それが「英語」の存在です。

グローバルビジネスの世界において、共通語となっているのは英語であり、英語で会話をすることが出来なければ仕事に於いて様々な問題が発生することになるでしょう。
残念ながら日本人は中学高校と英語教育を受けているものの、しっかりとした英語を喋ることが出来る人はそれほど多くありません。
ビジネスシーンで必要となったということで、改めて英語の勉強を考える人も多いのではないでしょうか。
ただ、ここで1つ問題となってくるのがふだんの生活で口語的に使う「日常英語」と、仕事上などかしこまった場面やそれほど親しくない人との間で使われる「ビジネス英語」の違いです。

日本における口語と文語の違いのように、英語においても一般的な会話で使われる英語と、ビジネスで使われる英語とには違いがあります。
ただ、日常英会話で利用されるものに比べて、ビジネス英会話で使われるものはある程度範囲が限定されているものであり、習得をするのは範囲の広い通常の英会話に比べると容易であるという特徴もあります。
それでは、ビジネス英語を効率よく上達させるための方法について紹介します。

上達させるには

英語に限らず、語学というのは通常「暗記」をするものではありません。
その時々に応じて臨機応変に利用出来ることが重要なポイントとなるためです。
しかし、ビジネス英語に於いては、前述の通り使われる場面というのがある程度限定されています。
その為、そのシーンに適した英語について、暗記をすることでも対応が出来るケースがあります。

こういったビジネス英語の暗記用のテキストというのは、数多く存在しています。
書店などで見かけることが出来る他、スマートフォンなどで見ることが出来るアプリや電子書籍のものも有るため、こういったものを利用して少しずつでも定型文を覚えていくようにしましょう。
定型文を覚えると、そこに手を加えることによってより会話の幅を拡げる事ができるようになります。

もう1つ重要なのは、普段から英語に慣れ親しむということです。
ビジネス上で使っている言葉について、英語で表現をするとどうなるのか、ということを気をつけてみるようにしましょう。
例えば予定などは、英語で書いてみるのも一つの方法となります。
英語でなんと言うのかわからないような言葉があった時には、すぐに調べて覚えるようにすると、段々と使える英単語も増えて幅が広がっていきます。