コア英文法の学び方

コア英文法

苦手だからこそ要点を絞る

英文法を習得するうえで、何から手を付けて良いのかわからないという方も多いです。
今さら中学生レベルの英文法を勉強するなんて、モチベーションも湧かないという声もよく聞かれます。
確かに、これから本格的な英語力を習得しようとしている方が、中学1年生レベルの英文法を勉強し直そうとするのは非効率的かもしれません。
できるだけ無駄な労力を避けて、要点を絞って勉強するコツを習得するのが、コア英文法を学ぶうえで大事なスキルになります。

日本人にありがちなミス

日本語を使い慣れている日本人が英文法で間違いやすい点に特徴があります。
特に多いミスの代表格が「the」や「a」の冠詞の使い方です。
冠詞を付けていないケースも多いですが、冠詞を間違えている場合も多いです。
日本語では冠詞を付けることがないため混乱しやすいですが、それぞれの使い分け方を覚えておくと良いです。
theはthat、aはoneが略した言葉であると考えるとわかりやすいでしょう。
これらの言葉を使い分けるコツは、会話に出てくる名詞をわかりやすく説明するものだと考えてください。
例えば「I like a dog」と「I like the dog」ではニュアンスが異なります。
前者の場合は不特定多数の犬がいる中で私はある犬が好きだという意味になります。
後者の場合は好きな犬を特定して私はあの犬が好きだという意味になります。
それぞれをoneとthatに置き換えてみるとわかりやすくなるでしょう。
日本語には冠詞を付けることがないため、「i like dog」と、冠詞を付けていないケースも多いため注意が必要です。

状況を考えた文法を意識する

日本人が英文法を習得しにくいと言われているのは、言葉が持っている印象と単語がうまくリンクしていないからだと言われています。
例えば、あなたの住所を教えてという場合に、「Please teach me your address」と訳してしまう方がいます。
これは教えてという言葉を意識するあまりにteachという単語が出てきてしまった悪い回答例になります。
この場合は「Please tell me your address」と、tellを使うのが正解です。
また、午前6時にアラームをセットしたという場合は「I set my alarm at 6 a.m」とatを使いたくなる方も多いですが、実際には6時にアラームが鳴るように事前にセットしているためatを使うのは適切ではありません。
この場合には「I set my alarm for 6 a.m」とforを使用して未来の時間を予約しているという意味で使用するのが正解です。
文章の意味をしっかり理解しなければ状況を想像することは難しいかもしれませんので、冷静に考える癖を身につけることが大切です。