カタカナ英語にご注意!

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それ、本当に英語ですか?

日本で生活をしていると、「外来語」を聞くことは良く有ります。
例えば電化製品の中にも、日本語の名前よりも外国の名前の方が分かりやすい物も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫などは日本語の方が分かりやすいですが、テレビなどは日本語でどう言い表すのかもわからない人が多いかと思います。
さて、そんな「外来語」に囲まれている現代だからこそ、気をつけたいのが「カタカナ英語」や「和製英語」と呼ばれるような単語です。

これは、実際には英語ではないものの、日本国内で意味が分かりやすいように作られた「造語」のことを言います。
つまり、この単語を英語圏の国で使ったとしても、日本国内と違って全く話が通じない、ということがあります。
ここでは、そんな和製英語について、いくつか紹介します。

一つ目に紹介するのは「アパート」です。
アパートといえば、国内では「集合住宅の種類の1つ」として使われることが多い言葉ですが、これを海外で使っても通じません。
この単語は「Apartment」が語源となっている言葉ですが、この言葉事態には「離れている」というような意味しかないためです。

次に紹介するのは「アルバイト」についてです。
今となっては一般的に使われているこの言葉ですが、これは英語ではなく「ドイツ語」のArbeitが語源となっています。
ドイツ語のArbeitは日本でいう所のパートタイム労働者というような意味ではなく、単純に「労働」という意味となっています。
ちなみに、英語で日本でいう所のアルバイトを示すのは「part-time job」です。

まだまだある和製英語

次に紹介するのは、最初にも例として示した家電の1つである「エアコン」についてです。
エアコンは英語であるAir Conditionerの略称ですが、このような略称は英語圏で使用されていません。
そのため、エアコンと言っても通じないため、フルネームでAir Conditonerと呼ぶのが良いでしょう。

さらに、これもよく使われている英語である「オーダーメイド」も、和製英語です。
注文を意味するオーダーと、製作を意味するメイドを組み合わせているためそれっぽい単語にはなっていますが、これも英語圏では通じません。
英語では「made to order」や「custom made」というような表現が用いられるのが一般的です。

最後に紹介するのは「ガソリンスタンド」についてです。
「スタンド」というのは、元々「売店」という意味がある単語で、ガソリンを売る場所、ということでこのような表現となりました。
英語では「gas station」や「filling-station」というような表現が使われます。