単語帳の効率的な利用法

英単語

あまりおすすめできない勉強法

昔の学生は英単語を覚えるために単語帳にひたすら書き込んでオリジナルの単語帳を作っていたものです。
そして通学途中、トイレの中など暇さえあれば単語帳とにらめっこをして一生懸命覚えようと奮闘していました。
この学習法を現在でも実践している方が多いかもしれませんが、単語帳の効率はあまり良くないのでおすすめできません。
書いて覚えるという方法は決して間違いではありませんが、単語帳の場合は一時的に頭に詰め込んでいるだけのような学習法なので、しばらく経ってしまうと忘れてしまう可能性が高いのです。
これから実践的な英語力を習得したいと考えているなら、単語帳にひたすら書き込んで覚えようとする学習法は止めておきましょう。
では、どのように単語を覚えたら良いのかをご紹介します。

実際に長文を読んで覚える

単語を丸暗記するよりも効率の良い覚え方としておすすめしたいのが、実際に長文や例文を読んで単語を覚えるという方法です。
単語の意味もわからないのに、いきなり長文にチャレンジするのは難しいのではないかと荒療治のように思われるかもしれませんが、実はこちらの方が確実に覚えることができる方法だと言われています。
ネイティブのアメリカ人が読んでいるような本を一冊用意して、アナログの辞書や電子辞書を活用しながらわからない単語をひたすら調べながら読む訓練をしてみましょう。
発音を確認しながら単語の意味とスペルなどをゆっくり確認するようにして覚えていきます。
慣れないうちは一行を解読するだけでもかなり時間がかかるはずです。
こんなことが本当に勉強になるのかと途中で止めてしまいたくなるものです。
でも、諦めずに頑張って最後のページに達した頃には、辞書で単語を調べなくてもスラスラと読めるようになっているはずです。
なんどもわからない単語を調べるというのを繰り返しているうちに、何度か繰り返しながら出てくる英単語の意味を理解できるようになります。

このような勉強法を繰り返しているうちに、英単語を覚えられなくて困るという事はほとんど感じられない状態になります。
ある程度勉強を重ねて自信が付いた時に、改めて単語帳を取り出してみましょう。
白紙の単語帳に自ら書き込むのではなく、市販されている英単語の本を購入してください。
大体千円前後で購入できる商品が多いので、自分のレベルに合わせて購入すると良いでしょう。
購入した単語帳の内容を確認する意味で読んでみると、ほとんどの単語を理解していることがわかるはずです。
単語帳の中で自分が知らなかったものがあればピックアップして、例文などを比較しながら自分で覚えるようにしてください。

この一連の流れを繰り返し実践することで英単語を楽に覚えられるでしょう。